「男性心理」を理解して、上手に協力してもらうために

女性編

子宝に恵まれる幸せセックスとは

●「男性心理」を理解して、上手に協力してもらうために

人間の男女にとって、セックスの目的は「子づくり」ばかりではありません。
そんなことは、もちろん百も承知のことと思いますが、「赤ちゃんが欲しい」という気持ちが強くなると、どうしてもセックスを義務的、機械的にとらえてしまいがちです。

相手への愛情や、触れ合う喜びよりも、「このセックスで妊娠できるか」にばかり関心がいってしまうと、楽しくあるはずのセックスの時間が味気ないものになってしまう危険があります。

パートナーである男性は、そのような雰囲気に敏感に反応することでしょう。
あなたにしてみたら、「こんなに努力しているのだから、協力して!」と思うかもしれませんが、男性の場合、心的要因で勃起や射精ができなくなることもあるという点を、よく理解してあげてください。

カレンダーの「排卵日」に大きな赤丸をつけてみたり、あからさまに「今日は排卵日だから早く帰ってきて」と言ったり、夕飯に精力のつくものをズラリと並べたりするのは、男性にプレッシャーを与え、下手をすると「自分の精子だけ欲しいのか?」「子供が産まれたら、自分はないがしろにされるんじゃないか」という不安を抱かせる可能性があります。

パートナーだって、あなたとの間に可愛い赤ちゃんを望んでいるのですから、協力したくないわけではないのです。
ただ、「押せば押すだけ、引いてしまう」という心理があるのも、また事実。
ここはあなたが上手に誘導して、「セックスしたくなる雰囲気」を演出してみてください。

「排卵日」にこだわらず、普段からお相手への感謝や愛情を伝える努力をしてみましょう。
優しくされた相手には、優しくしたくなるのが人間の心理です。
精力のつく食べ物も、「二人で健康に長生きして、いろいろ楽しみたいから」と言って出せば、お相手の受け取り方も違ってくるはずです。

「排卵日」の1~3日前がうまく週末にあたるようなら、思い切って夜景のきれいなホテルや近場の温泉旅館に出掛けてみるのも良いアイデアです。
環境を変えると、ムードも盛り上がりやすいうえ、非日常時のセックスは受精率が高まるというデータもあります。

わざわざ出掛けなくても、ちょっぴり朝寝坊のできる週末は「朝のセックス」をしてみるのも悪くありません。
朝は男性ホルモンの分泌量が増えて精子の濃度が濃い上、性欲も高まっているタイミング。
そっとパートナーに寄り添って甘えてみてはいかがでしょうか。

「排卵日だから」という理由で狙ったようにセックスに誘うのではなく、どんなときでも「あなたと仲良くしたいから」という態度で甘えてみると、自然な形でセクシャルな雰囲気が高まるはずです。
男性なんて意外と単純なもの。
言葉や態度一つで、どうにでも変化させることができるのです。

少々手がかかるかもしれませんが、夫婦のコミュニケーションがうまくいけば、自然にお相手も優しくなり、赤ちゃんをつくる努力にも協力的になるはずです。
そうなれば、あなたの焦りやストレスも消えていき、妊娠しやすい精神状態を整えることができるでしょう。


先生の豆知識コラム

川上智史

北里大学院医療系研究科医学
専攻博士過程修了医学博士

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