妊娠のジャマをする「体の冷え」改善法
●体を芯から温める、簡単ホットドリンクのつくり方
体を芯から温めるには、温かい飲み物が一番です。そこで、血行を促進し、体を冷えにくくする食材を使った、ポカポカ感が持続するドリンクのレシピをご紹介しましょう。のどがかわいたとき、ほっとしたときなど、コーヒーやお茶、ビールの代わりに飲んでみてくださいね。
しょうが紅茶の作り方
血行促進&解毒作用を持つ食材の代表選手「しょうが」を使ったホットドリンクです。利尿作用のある紅茶と組み合わせることで、毒素と余分な水分を対外へ出し、体のバランスも整えてくれます。市販品もありますが、是非、生のしょうがを使って手作りしてみましょう。ポカポカの持続度がまるで違います。
- ポットに紅茶を入れます。茶葉からでも、ティーバックからでもOK。
- 生しょうが一片の皮を剥いてすりおろし、しょうがの絞り汁を作ります。しょうがはできれば無農薬のものを選びましょう。
- 紅茶一杯につき小さじ1~2杯(お好みで)のしょうが絞り汁を加えれば出来上がり。甘みが欲しい場合は、はちみつや黒砂糖を加えてもOK。(注:胃酸過多の人やアレルギーの方は少なめのしょうがから始めてください)
きんかんサワードリンクの作り方
冬場に旬を迎える、小粒の柑橘類である金きん柑かん。ビタミンCたっぷりで、古くから風邪予防にと食されてきました。自律神経を整え、免疫をアップする効果が期待できます。また、香りもいいので、リラックス効果も抜群。これに、血液の酸化を防ぎ、疲労回復に役立つお酢を加えてホットドリンクを作ります。
- 密閉できる広口ビンを用意し、煮沸消毒しておきます。酢を使うので、金属製のふたは避けてください。錆びてしまいます。
- 金柑100gはヘタを取ってよく洗い、十分に水気を拭いてから縦半分に切ります。用意したビンに穀物酢200mlとはちみつ200gを入れ、よく混ぜてはちみつを溶かします。(穀物酢は合成酢や加工酢ではなく、なるべく醸造酢を選びましょう。)その後、金柑を入れて涼しい場所に置きます。
- 1日1回、フタをしたまま軽く振り混ぜて、1週間で出来上がり。これをお湯で5倍に薄めて飲みます。保存は、冷蔵庫で。漬けた金柑は取り除きますが、お好みで紅茶に入れて飲んだり、食べてもOK。
レンジで簡単★ホットワイン
フランスやドイツをはじめとするヨーロッパでは、風邪予防のために冬のワインはホットで飲むのが定番。赤ワインにレシピを加えて、レンジでチンするだけで簡単に作れます。本場ではスパイスやハーブを幾種類か入れますが、ここでは手に入りやすいシナモンを使ったレシピをご紹介。シナモンには、毛細血管を刺激し、血行を促進する効果が期待できます。加熱することによって、アルコールが抑えられるので、お酒が弱い女性も安心です。
- 耐熱容器に、赤ワイン180mlとシナモンスティックを入れ10分程度置きます。
- シナモンスティックで赤ワインを軽くかき混ぜて取り出した後、レンジで温めます。加熱時間は、出力500Wの場合50~60秒、出力600Wの場合40~50秒が目安です。
- レンジから取り出したら、はちみつ小さじ2杯を加え、よく混ぜてから飲みます。お好みで、オレンジやレモンのスライスを浮かべてもおいしいです。(※シナモンスティックの代わりに、シナモンパウダー小さじ4分の1でもOK。その場合は、ワインを温めた後に加えてください)