男性ホルモンの分泌量がわかる、「お尻」と「太もも」チェック法

男性編

男性ホルモン分泌をアップする、下半身エクササイズ

●男性ホルモンの分泌量がわかる、「お尻」と「太もも」チェック法

人間の体内にある臓器の活動は、さまざまな種類の「ホルモン」が伝達する情報によってコントロールされています。
その中で、男性の性的衝動や精子製造の際に大きな役割を果たしているのが、男性ホルモンの一種である「テストステロン」です。

テストステロンは約95%が精巣の中で、残る5%が副腎で合成されて分泌されると言われています。
つまり、テストステロンの製造場所は「下半身」にあり、ここの血行を良くすることが、男性ホルモンの分泌を活性化することにつながります。

東洋医学では、病気や不調を引き起こす最大の原因を、体内の「冷え」と考えています。
体が冷えていると血流が悪くなり、全身の細胞に新鮮で栄養分たっぷりな血液を送り届けられなくなるからです。
精子の質があまりよくない、精力が減退しているという方は、下半身が冷えている可能性が高いでしょう。

「冷え」というと女性特有の症状と考える人もいるかもしれませんが、そうとは限りません。
手足が冷えているなど自覚的な症状がなくても、体の芯(内臓)が冷えているというケースは多々あります。
冷たいビールを好む、甘いものをよく食べる、入浴ではなくシャワーで済ませる、喫煙の習慣がある、運動不足気味……といった男性は、血液の流れが悪くなりがちで、体内が「冷え」ている可能性があるでしょう。

もちろん、そうなると精巣や副腎もダメージを受けてしまいます。
それらの臓器の働きが低下することでテストステロンの分泌も減少、造精機能が低下するという悪循環が引き起こされてしまうのです。
生殖機能の向上を目指すなら、体を温めて血流を良くすることが不可欠となります。

「温める」ための一番の方法は、筋肉量を増やし、その働きを活発にすることです。
体温の40%を産出しているのは筋肉です。さらに、人間の筋肉の約70%は大腿四頭筋が代表されるように下半身に集中しています。
ですから、下半身を集中的に鍛えて筋肉の働きを活発化させることで、体温を高めに維持し、全身の血流をアップさせることができるのです。

そうなれば、精巣や副腎の機能も活発になり、テストステロンの分泌促進につながっていきます。

さらにテストステロン自体にも、筋肉量を増やす働きがありますから、適切な運動を始めることで、男性機能アップの好循環が生み出されることにつながるでしょう。

「老化は足腰から来る」と言われるように、何もしないと人間の体の中で真っ先に弱ってくるのが下半身です。
たとえ年齢が若くても、日ごろから足腰をしっかり鍛えるようにしないと、体のさまざまな部位に不調が出てくると心得ておいてください。

さて、「足腰」「下半身」の筋肉と一口に言っても、いろいろありますが、男性ホルモンとの関連で言うと、「お尻」と「太もも」の筋肉の発達が重要です。


●横を向いたときに、きゅっと上にあがって、パンと筋肉の張った固いお尻
●両太ももの筋肉が前に盛り上がっている


鏡に映して、この2点をクリアできれば、男性ホルモンの分泌が活性化していると判断できるでしょう。
上半身ではなく、下半身を中心に、いわゆる「固太り」であればOKです。

もし、今の体型がそうでなくても、がっかりする必要はありません。この章で紹介するエクササイズを通じて、筋肉量を増やしていってください。
筋トレといっても、激しいものではありません。簡単な動きでありながら、必要な部分の筋肉をしっかり鍛えられるので、是非今日から始めてみましょう。一ヶ月もすれば、かなり見た目が変わってくるはずです。


先生の豆知識コラム

川上智史

北里大学院医療系研究科医学
専攻博士過程修了医学博士

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