男が元気になる、パートナーのこんな協力

男性編

「子づくり」にこだわらないセックスのすすめ

●男が元気になる、パートナーのこんな協力

最後に男性が〝性的〟に元気になるための、ちょっとした秘策をご紹介しましょう。
男性機能を活性化するには、性ホルモンである「テストステロン」の分泌量を増やせば良いということは、本書を通じてご理解いただけたと思います。

運動やマッサージ、食事など、ここまで様々な方法をご紹介してきましたが、もう一つ、是非、知っていただきたいことがあります。
それは、恋愛がもたらす異性にときめく感情が、テストステロンの分泌を増やすということ。

よく女性は恋をすると綺麗になると言われますが、これは恋愛のときめきが女性ホルモンの分泌を活発にし、イキイキつやつやな魅力を作り出すからです。
これは、男性も同じ。恋人ができると、急に別の異性からもモテだすという不思議な現象は、恋をすることでテストステロンの分泌が活発化し、溌剌とした魅力をかもし出すからなのです。

男性も女性も、性ホルモンの分泌を活発にさせる特効薬は「恋」です。
とはいえ、結婚すると安心感と引き換えに、相手へのときめきが減っていくのは、どのカップルも共通するところ。
かと言って、別の相手と浮気するなんて、もってのほかです。

そこで、試していただきたいのが、パートナー自身が違う女性になること。
つまりイメージチェンジです。
普段着ばかりではなく、時には襟ぐりの大きく開いた服やウェストラインを絞ったミニスカートなどを履いてもらって、デートを楽しんでみてはいかがでしょう。
逆に、いつも露出の高い服装をしているなら、襟元までしっかりボタンを留めたシャツに黒や紺のタイトスカートなど、清楚な格好をしてもらうと、違った魅力を発見してドキドキするはずです。

あなた自身が洋服をプレゼントするのも悪くないですし、一緒に買い物に行って「こんな服も似合うんじゃない?」と、さり気なく言ってみても良いでしょう。
男性視線から、「これいいんじゃない」と言われると、女性の心は動くもの。
もちろん、この項を一緒に読んでもらって、協力してもらえるならそれが一番です。

その他、「汗」の作用も利用できます。
巷でよく言われる異性を惹きつける媚薬「性フェロモン」が汗の中に含まれると考えられるからです。

人間の「性フェロモン」の働きやメカニズムについては、すべて解明されているわけではありません。
しかし、さまざまな実験を通じて、汗腺を通じて体外に分泌され、相手の鼻腔を通じて吸収後、脳の視床下部に働きかけて、性衝動を司る部位が刺激されるのではないかと考えられています。

余談になりますが、よくフェロモン入りの香水などが通販で売られていますが、実際のフェロモンには匂いはなく無臭です。
鼻から感知するため、そうした商品が開発されたのでしょう。また、フェロモンは同種の個体に対してしか作用しませんから、別の生物のフェロモンを混入したものは、あまり効果が期待できないと考えたほうが良いと思います。

さて、相手のフェロモンを効果的に感知し、性衝動に結びつけるには、お二人で一緒に汗をかくのが一番。
本書で紹介したウォーキングや簡単なエクササイズを並んで一緒にやってみるのがお勧めです。

運動によってテストステロンを増やすと同時に、パートナーの頭の汗腺から出るフェロモンの効果で、あなたの男性機能は一気に増強されるはずです。
男性はよく女性の髪から漂うシャンプーの香りにクラッとするなどと言いますが、それはシャンプーの香りではなく、もしかしたら無意識のうちにフェロモンを感知しているからかもしれません。

運動するときばかりでなく、入浴後のリラックスタイムにソファに隣り合って座るとか、普段から手をつないで歩くとか、パートナーに接近する機会を増やしていきましょう。
男性のあなたからも、もちろんフェロモンが出ていますから、お互いにそれを感知し合って、セクシャルな雰囲気を高めることにつながるはずです。

ちなみに、性フェロモンは不特定多数の異性に働きかけるというよりも、特定のパートナーに対してのみ作用するものである、というのが現在までの見解。
この方法でパートナーが、他の異性に性衝動を起こさせる心配はご無用です。

お子さんが産まれたら、こんなふうにお二人でゆっくり仲良くする時間は、しばらくお預けとなることでしょう。
是非、今のうちに存分にお相手にときめいて、楽しくお過ごしください。
それが、赤ちゃんを授かる近道ともなるはずです。


先生の豆知識コラム

川上智史

北里大学院医療系研究科医学
専攻博士過程修了医学博士

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