赤ちゃんは、お母さんのこんな「お腹の中」が好き

女性編

妊娠できる「体の準備」が整っていますか?

●赤ちゃんは、お母さんのこんな「お腹の中」が好き

赤ちゃんのもとになる「受精卵」
この受精卵が卵管を通じて子宮の中に飛び出し、子宮内膜に定着して「着床」すると、めでたく妊娠の成立となります。
この着床する「子宮内膜」の状態を良くすることが、妊娠の確率を高める大切なポイントになります。

たとえるなら、子宮は赤ちゃんのためのベッド、子宮内膜はその上に敷かれた布団です。
「固いベッドに薄っぺらい布団」と「弾力性のあるベッドにふかふかの布団」、どちらのほうが居心地がいいと思いますか?答えはもちろん後者ですよね。
こうした居心地のいいふかふかベッドを赤ちゃんのために用意してあげるためには、次の2つのことに気をつけなければなりません。

(1)骨盤内の血流を良くする
(2)子宮内の粘膜を厚くする栄養をとる


「(1)骨盤内の血流を良くする」ためには、下半身を冷やさないことです。
現代女性は、無意識に「冷やす生活習慣」を身につけているケースが多くなっています。
食事の仕方、睡眠のとり方、運動不足、入浴の仕方・・・・・・など、基本的なライフスタイルの中で「体を冷やす習慣」をやめ、「体を温める習慣」に切り替えていくことができたら、かなり子宮の環境は改善されていくことでしょう。
本サイトでは「冷え体質」を改善する方法もご紹介しています。
できるところから毎日の生活に取り入れてみてください。

さて、骨盤内の血流が良くなれば、必然的に子宮内膜にも血液が十分行き渡るようになり、栄養も届けられやすくなります。
理想的なふかふかベッドに近づけるわけですね。
にもかかわらず、偏った食生活を改めることができず、子宮環境を良くする栄養を摂らずにいたら・・・・・・子宮内膜は貧相なものとなり、赤ちゃんのためのふかふかベッドは完成しません。

赤ちゃんが欲しいと願うなら、
「(1)骨盤内の血流を良くする」
ことと「(2)子宮内の粘膜を厚くする栄養をとる」
ことを、両輪で実践してかなければならないのです。

本サイトでは、「妊娠力アップ」につながる栄養素を紹介しているので、毎日の献立を考える際の参考にしていただければ幸いです。

多忙な毎日の生活の中ではバランスよく食事をとることが難しかったり、手軽だからとつい習慣で体に良くない食品添加物などを口にしたりすることもあるかもしれません。
間違ったダイエットのため十分な栄養がとれていないケースもあるでしょう。
毎日完璧でなくてもよいので、なるべく避けるべきもの、積極的に口にしたいものを知って、赤ちゃんのためのベッドメイキング術を身につけると、あなたの体に少しずつ変化が訪れるはずです。

また、子宮環境を整えると同時に、卵巣機能を高めることも、妊娠力を上げるには不可欠です。
最近は結婚年齢が上がり、35歳以上のいわゆる「高齢出産」も増えています。
残念ながら、年齢が上がるほど、卵巣機能は弱くなるため、卵子の質が低下し、妊娠の確率も下がっていくのは避けられない現実です。

ただ、同じ年齢でも、心がけ次第で卵巣機能の老化をゆるやかにすることは可能です。
卵巣機能が良ければ、年齢が多少上がっても「状態のいい卵子」をつくることができ、妊娠の確率もアップさせることができるので、是非外見のアンチエイジングだけでなく、「卵子のアンチエイジング」も心がけてくださいね。

卵子のアンチエイジングのためには、やはり骨盤内の血流を良くする「冷え解消」と、老化を促進する「活性酸素の除去」、卵巣機能をつかさどる「自律神経を整えホルモンバランスを良くする」ことが重要となります。

見た目には健康でも、見えないところで活性酸素の過剰産生や自律神経の乱れがあって、妊娠を難しくしている可能性もあります。
「妊娠を望むなら、こんなライフスタイルは改善しましょう」の項で、現在のあなたのライフスタイルを見直し、“赤ちゃんに好かれるお腹”に変えていくきっかけをつかんでみてください。


先生の豆知識コラム

川上智史

北里大学院医療系研究科医学
専攻博士過程修了医学博士

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