数々の健康関連の書籍でベストセラーを出している、医学博士・石原結實先生が提唱しているものに、「ニンジンジュースダイエット」というものが
あります。
ニンジンとりんごを、ジューサーにかけるだけの簡単なものですが、これを朝食代わりに飲むことで、免疫を強くしたりやダイエットにつながるというものです。
石原先生がこのジュースに出会ったのは、若い頃勉強で訪れた、あらゆる難病を食事療法で治すとして世界でも有名なスイスのクリニックだと言いま
す。
帰国して、それを試してみたところ、前述のダイエットはもちろん、なんと何組もの不妊に悩むカップルが待望の赤ちゃんを授かったという成果を得られたそうです。
早い方だと、飲み始めて3ヵ月で妊娠したという例もあるとか。
こんな、強力なジュースであれば、あなたも飲んでみたいと思いませんか?
では、なぜこのニンジンジュースが、不妊改善に役立つのでしょうか。
ヨーロッパでは、古くから「1日2個のりんごは医者要らず」と言われるほど、栄養面で優れている果物として重宝されてきました。
確かに、りんご
にはビタミン類、オリゴ糖、リンゴ酸やクエン酸などの有機酸、食物繊維のペクチン、ポリフェノールなど、豊富な栄養素がバランスよく含まれています。
一方のニンジンも、βカロテンを代表とする、人間の体の調子を整えるのに不可欠でありながら、現代人に不足しがちなビタミンやミネラルをたっ
ぷり含んでいるのです。
これを掛け合わせれば、体にいいものが出来上がるのは、なるほど納得と言えます。
不妊に悩む方は、これまでの無頓着な食生活のせいで、体のバランスが崩れているという方が多くいらっしゃいます。
この章では、そんな栄養バランスの崩れた体の状態を改善し、妊娠力をアップするさまざまな栄養素とそれらを含む具体的な食品名を挙げてきました。
しかし、いきなり献立として取り入れていくのは、ハードルが高いと感じた方もいるかもしれません。
そうした方は、材料を切ってジューサーにかけるだけの、こちらのジュースから試してみることをお勧めします。
ダイエット目的ではありませんから、ジュースだけの朝食にする必要はありません。
ただ、かなり腹持ちもいいジュースですので、結果的に食べる量が調整され、すっきり軽い体になるというメリットを感じることができるはずです。
では、作り方をご紹介しましょう。
りんご…………………………………………… 1個(約300g)
ニンジン………………………………………… 2本(約400g)
レモン果汁…………………………………………………… 適量
セロリ50~100gほどを加えると、さらに強壮効果がアップ。ストレス疲れを感じるときは、レタス50~100gほどを加えると癒し効果があります。
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