「卵の食べすぎは、コレステロール値を上げるから良くない」そう思っていた方も、前項を読まれてコレステロールの大切さを知り、この考えは誤解だとおわかりいただけたでしょう。
栄養学的に見て、卵ほどバランスの取れた「完全食」はありません。
卵にはコレステロールのほかに、白身の部分にたんぱく質が多く含まれます。この「コレステロール+たんぱく質」をセットで摂れるというのが、とても優秀なのです。というのも、コレステロールはたんぱく質と結合することで、体内を移動して有効に活用されるからです。
たんぱく質には、動物性と植物性の2つがありますが、動物性のほうが体の中で有効利用されやすいことも、卵の優秀な点と言えます。
また、卵の黄身には多くのビタミンやミネラルも含まれており、卵1個の中には、人間の体を構成し、働かせるのに必要な栄養素がぎゅっと凝縮されています。
妊娠しやすい体づくりのためには、できれば1日2個を目安に食べることをお勧めします。
卵なら、料理のアクセントにも使いやすいですよね。
食べ方は、なるべく熱を通した調理法がベターです。熱を通すことで、卵白の良質なたんぱく質を消化吸収しやすくなります。
とはいえ、たまには卵かけご飯も楽チンでおいしいですよね。
そのほか、納豆に生卵をプラスするなど、植物性たんぱく質と同時に摂ることで、体の中で相乗効果が期待できることも覚えておくと良いでしょう。
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