体を動かせば、妊娠の大敵「ストレス」「不眠」も解消!

女性編

子宮環境を良くするエクササイズ&ウォーキング

●体を動かせば、妊娠の大敵「ストレス」「不眠」も解消!

頭脳労働が多いわりに、体を動かす機会の少ない現代人の生活スタイルでは、精神的に疲れていても、体はそれほど疲労していないというアンバランスが起こりがちです。こうなると、いざ「明日のために眠ろう!」と布団に入っても、なかなか寝つけないという、困った事態を招きかねません。

寝つきの悪さは、睡眠不足ばかりでなく、睡眠の質の低下も招き、疲れを蓄積する原因となります。さらに、人間は眠ることによって、副交感神経を優位にし、日中に感じたストレスを解消しているのに、寝不足となったら最高のストレス解消のチャンスを棒に振ることになってしまいます。

「寝不足」と「ストレス」は自律神経のバランスを崩し、体も冷やす原因となりますから、妊娠したいあなたにとってはいち早く解消したい事態です。

このようなときは、脳内に蓄積した疲労物質を、体を動かすことによって解消させましょう。精神的に疲れたのと同じ分だけ体も疲れさせれば、一日の終わりに心地よく眠ることができるはずです。

体を疲れさせる方法として、いちばんのお勧めはウォーキングです。足湯やぬるめのお風呂にゆっくり浸かるのも、運動したのと同じような効果を期待できます。この章でご紹介した軽いストレッチも、体の緊張をほぐし、寝つきの悪さを解消する手助けとなるでしょう。

そのほか、「入眠儀式」といって、眠る前にいつも同じことをする習慣を持つこともお勧めです。そろそろ眠る時間となったら、アロマキャンドルを焚きながらゆっくりストレッチをしたり、ベッドサイドで本を読んだり、一日を振り返る日記を書いたり……。決まった習慣を持つことで、体に「もうそろそろ寝ますよ」という暗示をかけていくのです。

話はそれますが、あなたが将来ママになって、赤ちゃんや子供を寝かしつけるときにも、この「入眠儀式」は役に立ちます。おなかをポンポンする、お気に入りの絵本を読んであげる…その赤ちゃんや子供のお気に入りの行為を寝る前の習慣とすることで、気持ちを安心させ、眠りに誘うことができるのです。

睡眠に関して、もう一つとても重要なのは、部屋の電気をすべて消して真っ暗にして寝るということ。目を閉じていても、明かりがあれば敏感に反応し、神経を休めることができません。医学的にも、真っ暗な部屋で寝ることによって、メラトニンという通称「快眠ホルモン」が分泌され、睡眠の質がグンと上昇することがわかっています。

さらに、メラトニンは精子の運動を活発化する、男性不妊の解消の鍵となるホルモンとも言われています。男女問わず、ストレスや不眠はホルモンバランスを崩す要因となりますから、赤ちゃんを望むカップルなら、毎日気持ちよく眠れるような工夫が必須と言えるでしょう。


先生の豆知識コラム

川上智史

北里大学院医療系研究科医学
専攻博士過程修了医学博士

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